「幸福の黄色いハンカチ」
先ほどまでNHK-BSで放映していた「幸福の黄色いハンカチ」(1977年・松竹)を観ていた。
この映画、子どものころから何度も何度も観ている。人生で一番多く観ている映画がこの作品じゃないかな。実は映画館では一度も観たことなくて、いつもテレビでなんだけど。そういえば、小学生のころ文太さん主演のテレビドラマ版なんてのもありました。
観るたびに武田鉄矢の髪の毛がうっとおしい!とか、『銀座カンカン娘』歌う場面がベタでいやだ!とか思いながらつい見ちゃう自分。高倉健先輩がムショから出所してビールを一気飲みする場面や、ラストシーン目当てというのもあるのだけど、たとえば高校生のころは修学旅行で行った北海道の風景を思い出したり、トラベラーな生活を送るようになってからは、健さんと鉄矢と桃井かおりが移動をしていくうちに連帯感が芽生えていくのをみて、旅行先で一緒になった人と仲良くなっていたこと思い出しちゃったりと、観る時の状況によって違う感じ方で観ているのが自分で面白かったりする。
今回感じたことは、初めてこの映画を観たころはたこ八郎(健さんとケンカする場面のボクシングのポーズが決まってるぜい!)や渥美清らの出演者だとか、ラストシーンの夕張が炭鉱町であることがリアルタイムの事象だったのだけど、すっかり歴史上の人と光景になってしまったのだなあ、ということ。小学生のころ、北海道や福岡の炭鉱はまだまだ稼働中だったのでした。寅さんは盆正月の定番でした。たこ八郎はたしか今ぐらいの時期に亡くなってしまったのだよね。
・・・さてさて、次回観る時はどんなこと感じるのでしょう?
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