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2007/01/28

極彩色和モノレビューby狸と河童

狸と河童といってもDCカードじゃありませーん。映画のお話。

26日の夜、年初からおなじみの場所となっている京橋のフィルムセンターに「初春狸御殿」(1959年、大映京都)を観にいってきました。
※今月は、Jリーグやってるときに味スタに行くのより頻繁にフィルムセンターに行っているような。。。
あらすじはコチラ(キネマ旬報のデータベースより)

狸御殿のお姫様、きぬた姫(若尾文子)は隣国の若殿、狸吉郎(市川雷蔵)と見合いをすることになるが、狸と結婚する気のないので家出してしまう。困り果てた家老の狸右衛門(先代中村鴈治郎)たちは、たまたまごてんに迷い込んだお黒(若尾文子の二役)を姫の替え玉にすることとしたのだけど、、、というお話。

邦画では、人間に化けた狸が歌い踊るいわゆる「狸御殿もの」が結構作られているのですが、この作品もそのひとつ。若尾文子がわがままなお姫様と、かわいいお黒ちゃんの2役を鮮やかに演じます。雷蔵さんもちょっと派手めな若殿ファッションで、きぬた姫(実はお黒ちゃん)にすっかりメロメロな様子を見せてくれます。「陽気な殿様」とかこの狸吉郎とか、お気楽モードの雷蔵さん、好きだなあ。お黒ちゃんのことを好きな薬売りのクリスケ役の勝新さんもナイスな歌声を聞かせてくれます。このクリスケさんにからむ河童シスターズ(毛利郁子、小浜奈々子)の衣装が当時としてはいいのか!というほどの露出度なのにはびっくり。

で、この映画はなんといっても中盤のレビュー場面が最高に楽しい!!
きぬた姫が替え玉だとわからないように、狸右衛門たちは狸吉郎を歓迎する「狸まつり」を企画します。
まず、宝塚風大階段を背景に大阪松竹歌劇団(現在のNewOSK日本歌劇団の全身。)の皆さんを従えて歌う水谷良重さん(現・八重子→昔はジャズシンガーだった!)のお祭りソングに始まり、雷蔵さんが大映女優陣(含む・中村玉緒さん)や女性歌手陣(含む・松尾和子さん)と「ちゃっきり節」「佐渡おけさ」などの民謡をBGMに踊りついで行きます。1曲ごとに舞台装置や雷蔵さんの衣装ががんがんかわっていくというゴージャスさ!カラー作品なので、極彩色の装置が実に鮮やかです。
このシーンの雰囲気が、今はあまり見かけなくなった宝塚やSKDの和モノレビューチックで実に楽しいのです。振付が宝塚でもお仕事しておられる西崎真由美さんだったり、バックダンサーが大阪松竹歌劇団だったりするので和モノレビュー度が高いんでしょうねえ。
こことは別の場面で、和田弘とマヒナスターズの歌うムード歌謡にあわせて、当時の日劇ミュージックホールのダンサー・小浜奈々子が羽根扇片手に踊る場面があるのですが、こちらは「昭和のナイトクラブのショー」という感じの大人の世界でありました。

使用している歌は、童謡風あり、演歌調あり、ムード歌謡ありとバラエティーに富んでいます。作曲はなんと吉田正!(「いつでも夢を」とか作曲した方)

市川雷蔵、吉田正の音楽、小浜奈々子や大阪松竹歌劇団のダンス、水谷良重やマヒナスターズの歌、と当時の日本の娯楽がぎっちり詰まった映画でした。楽しかった~!

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コメント

なべらさん
トラックバックを何度か試みたのですが、
うまくいきません。あれれ?

次のフィルムセンターの特集「日本の撮影監督」も
面白そうです。
が、ラピュタや新文芸坐などの特集にも惹かれるので、
どこの劇場に行くか悩みそうです。

リネンさん
コメントありがとうございます。
トラックバックですが、最近スパム対策のために承認してから公開する設定に変更しまして、すぐに表示されない状態でした。リネンさん投稿分は公開設定しましたので今は見られます(^^)。ご心配おかけしました。
私の方も、フィルムセンターの次の特集やラピュタ、シネマヴェーラと観たい作品がちらほらあります。Jリーグ開幕までは邦画漬けの日々が続きそうです。

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