「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」
渋谷のユーロスペースで「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)を観る。この映画、大学生の頃に一度見たことがあるのだけど、内容はさっぱり覚えていなくて、シュールな場面に笑ったことだけ覚えています。
ツンドラ地帯に住むさっぱり売れないバンド、レニングラード・カウボーイズはマネージャーの強引な売り込みでアメリカ経由メキシコ行きとなる。メキシコでは、結婚式のバンドをやるのです。
アメリカの各地を車で通過しながら彼らはメキシコへ向かいます。しかも外で凍死したメンバーの死体を氷の一杯入った棺桶に入れながら。
かれらは所々の店で演奏をしますが、客の反応はさっぱり。途中で幼い頃行方不明になったいとこも加わり、何とかメキシコに到着します。ここの結婚式で彼らの演奏は大ウケ。その後メキシコでは大人気のバンドとなったのでした。
所々に織り込まれるシュールな場面がやっぱり笑える。凍死したはずのメンバーがドライヤーの熱をかけてお酒を飲んだら蘇生したり、いとこはメキシコ湾流にながされてソ連からアメリカに漂着したり。
あと、各地での演奏がソ連の場面ではソ連の音楽、アメリカに移るとアメリカ各地の音楽、メキシコではマリアッチと音楽の変化が楽しめるのがいいです。
レニングラード・カウボーイズが旧ソ連の退役軍人の楽団と共演したライブ「トータル・バラライカ・ショー」も観たかったんですが、こちらは観損ねました。またの機会に。
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