避暑地のバレエ
清里の萌木の村で、清里フィールド・バレエを観てきました。
萌木の村の野外舞台で、川口ゆり子さん、今村博明さんをはじめとするバレエ・シャンブルウエストの皆さんがステキな舞台を見せてくれます。
私の観た日は、名場面集を集めたコンサートと、歌舞伎とバレエのコラボレーション「時雨西行」。この「時雨西行」にごひいきの梅玉さんが出演されているので観にいった次第です。
感想を少々。。。ちなみに、私はバレエ鑑賞に関してはビギナーであります(^^;。
アルンダウン
「美しく青きドナウ」などのヨハン・シュトラウスの曲に合わせて色とりどりの衣装を身にまとった女性ダンサーたちが軽やかに踊ります。
舞台の後ろが林になっているのですが、薄暗闇に浮かぶ木とダンサーたちの衣装の色のコントラストがなんともステキ。
コリントのセージ
違う色の衣装を着た男女ペア4組が同じ振りで踊ります。衣装が華やかで王子様と王女様が踊っているみたい。夢のような舞台です。
アルンダウン、コリントのセージは衣装も楽しめる作品でした。
海賊より グラン・パ・ト・ドゥ
これは男性ダンサーのワイルドでダイナミックなダンスに目を奪われました。女性ダンサーのほうも、ものすごい回転数で連続回転のある振り付けがあったりして、「バレリーナってすごい!」と感動の一幕。
ジゼル第2幕より
この場面こそ、この野外バレエのためにあるようなもの。恋人のジゼルを失ったアルブレヒトは、妖精になったジゼルに出会う。しかし、妖精に出会った男は死ぬまで踊り続けなければならない。ジゼルはそれを救おうとするが、それはは叶わず。。。
ジゼルをはじめ、妖精たちが白いチュチュをまとって舞台に現われると、そこは一気に幻想の森の中に!ファンタスティックな気分が味わえました。
時雨西行
旅の途中に西行法師は雨に降られ、江口の君という遊女のもとで雨宿りをする。西行は彼女と問答をするが、実は彼女は菩薩の化身だった。
西行役のの梅玉さんだけ日本舞踊の振りなんですが、西行の心の今村さんや、西行の語る戦物語を男性ダンサーはバレエで表現します。江口の君は川口さんでこれもバレエ。でもこれが不思議とうまくコラボレートしてるんです。歌舞伎や日本舞踊の土台のある人とバレエの土台がある人たちが組んだから、うまくいくんでしょうね。西行の戦物語の場面の梅玉さんの勇猛な振りと男性ダンサーたちの躍動感との対比はなかなかのものでした。
江口の君が菩薩になって現れるラストシーンの静けさも、野外の静けさとマッチングしていい感じです。心がスーッとするような舞台でした。
旅のおまけ1
初狩PAにあったアドマイヤの自販機。珈琲を入れる様子をライブ中継してくれます。BGMは珈琲ルンバ(笑)。「あなたのために(はあと)ドリップ中」って書いてあるのがけなげです。
製造工程を実況生中継してくれる自動販売機(エキサイトニュース)
livecoffeeさんのサイトがこの自販機のことを詳しく書いてます。
旅のおまけ2
小海線の「ドアをあけるときはボタンを押してください」シールには、かわいいカモシカ君がデザインされています。
旅のグルメ
小淵沢駅で購入した駅弁。八ヶ岳高原野菜とカツの弁当です。まさか、お弁当に生野菜が入っているとは!
でも、チキンカツだし、生野菜どっさりだし、ライトにおいしくいただけました。オススメです。850円。内容の割にはお手軽価格だ!
« ビジュアルで涼む | トップページ | 1年後のW杯観戦記7 さよなら、ボン »
「タビノキロク」カテゴリの記事
- 2010.2 バリの旅(4日目→最終日)(2010.05.30)
- 熟睡ネコ(2010.04.10)
- 本日のディナー(2010.04.10)
- 那覇なう。(2010.04.10)
- 2010.2 バリの旅(3日目)(2010.04.04)
「カブキノハナシ」カテゴリの記事
- 国立劇場 初日(2011.01.13)
- 新橋演舞場昼の部と初売り風景(2011.01.02)
- 新宿エイサーまつり(2010.07.31)
- 演舞場の助六(2010.05.14)
- 歌舞伎座の閉場式(2010.05.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント