この週末に観た映画など
この週末に観た映画は3本。
まずは、シネマヴェーラの特集にて。
「スパルタの海」(1983・東和プロ)
戸塚ヨットスクールの暴行事件、戸塚校長の逮捕、戸塚ヨットスクールのことを描いた映画「スパルタの海」の上映中止の一連の流れは子供心におぼろげに覚えています。
その映画を今回観たわけですが、最初は際物ムード漂う作品なのかと思ってました。しかしそんなことはなく、がっちりと劇映画していました。ドラマとしてしっかり鑑賞できます。話の展開が大映ドラマチック、というか昭和50年代のドラマチックな部分はありますが(^^;まあ、制作年が1983年ですからね。
前半はスクールでの暴行シーンや、入校する少年少女の家庭内暴力のシーンが多くて引いてしまったのですが、後半は話の軸になっているウルフと呼ばれる少年の更生していく様子、同時期に入校した女の子(名前失念)との心の交流などをしっかりと描いています。
それから、戸塚校長役の伊東四朗がいいです。厳しさの中に生徒たちや娘、妻に向けるやさしさもちらりと見える程よい演技。ちなみに、伊東四朗の主演映画はこの一本だけなのだそうで。
「花嫁吸血魔」(1960・新東宝)
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
バレエスクールに通う藤子(池内淳子)は、映画会社のニューフェイスに選ばれるわ、男性たちにはモテモテだわとなかなかいい感じ。しかし人生プラマイなしというか、、、それを嫉妬した級友たち(瀬戸麗子、矢代京子、三田泰子)に崖から突き落とされて顔に傷が残ってしまう。さらに実家は借金のかたに差し押さえられて母が自殺してしまう。ふんだりけったり。そこで母の遺書に書いてあったただ一人の親族・お琴様(五月藤江)のもとを訪れるが、お琴様の妖しげな呪術のおかげで藤子は吸血コウモリのような怪物に変身し、級友たちに復讐を始める。。。
女の嫉妬、顔に傷を負い包帯巻き巻きのヒロイン、妖しげな老婆、と楳図かずおセンセイの漫画のようなテイストの漂う作品。しかしヒロイン藤子は気の毒。。。コウモリのような妖怪になってしまうなんてねえ。しかしラストシーンはちょっと泣かせてくれます。
藤子を愛する男性陣にハンサム・タワーズの高宮敬二と寺島達夫が出ているのだけど、二人とも背が高い~。女優陣より頭二つ分は高そう。演技はまだイマイチですが、ビジュアルはかっこいいです。藤子を突き落とすいじわるトリオも美人さんです。
映画の撮影所の場面があるのも面白かった。新東宝の撮影所で撮ったのでしょうかね。
それにしても新東宝(というか大蔵貢か)、天知茂や池内淳子を吸血鬼にするとはすごすぎるぜ。
DVDで鑑賞。
「黒薔薇昇天」(1975・日活)
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
大阪でブルーフィルムを作っている十三(岸田森)。モデルのメイコ(芹明香)が妊娠してしまい、胎教に悪いと撮影を拒否して制作費を損してしまう。ある日、歯医者で十三は美しいご夫人(谷ナオミ)を見かけ、彼女をヒロインに「チャタレイ夫人の恋人」を撮ると意気込み、彼女をうまーくだまして自分の家に呼び込む。。。
ブルーフィルムを作りながらも芸術への大きな夢を語りまくる岸田森の演技が最高に楽しい。谷ナオミを説得するときのやりとりのおかしさは絶品。谷ナオミは上品にかつコミカルにご夫人を演じます。コミカルな演技の谷ナオミはなんともキュート。ここでも眉間のしわは健在ですが(笑)。
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