「ユゴ 大統領有故」
今年最初の映画館での鑑賞は、シネマート六本木でのユゴ 大統領有故。
韓国の朴正煕大統領の暗殺さてた1979年10月26日を、時間を追って描いた作品。
暗殺者のキムKCIA部長、暗殺に加担することになったチュ課長、暗殺の目撃者となった歌手のシム、暗殺の事後処理に走る参謀総長など、さまざまな人物の視点から物語が組み立てられてゆく。ところどころに顔を出すブラックなユーモアがいいスパイスになっている、硬派なエンターテインメントだ。
キム部長が大統領暗殺を決断してから、参謀総長に大統領が殺されたことを告げに行くまでの場面は、歴史上の出来事で、知っていることなのになんともスリリングだ。キム部長のちょっとクレイジーな雰囲気が怖い。頭がショートして大統領を暗殺しちゃったんじゃないかと思わせるほど。
26日が終わった後は、暗殺に関わった人々のその後が淡々と語られていくのだけど、それまでの緊迫感とは対照的で高まった感情をクールダウンできる感じ。
大統領が暗殺された宴会では、シムは日本語で「北の宿から」などの演歌を歌い、キム部長は「高木正雄」と大統領の日本名を言って大統領の頭を撃ち、映画の冒頭では大統領の女性関係にも触れられている。これはかなーり韓国では挑戦的な描写に違いない。実際、この映画は韓国では裁判沙汰になり、一部は黒塗りで上映されたとのこと。今回の日本での上映は無修正完全版だそうです。
ラストシーンに朴大統領の国葬のときの実際の映像が流れるのだけど、「大統領の理髪師」で描かれていた大統領の国葬のシーンは忠実に再現していたのだなあ、と思ったりしました。
朴大統領の暗殺は、幼な心におぼろげに覚えています。あの頃の韓国人、中国人、台湾人の名前は漢字表記+日本語読みだったのだよね。「ぼく・せいき」とか「さい・けいか」とか「きん・だいちゅう」とか。
そういえば、シネマートの売店にあったこの本が面白そうなので、図書館で借りてみた。ちなみに、草思社刊。
帰りに六本木ヒルズの89でチーズスフレを買って帰ろうとしたら、12/28で閉店していた。。。後で調べたら、チーズケーキファクトリーのやっていたお店だったのですね。チーズスフレ、んまかったのになあ。
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