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2008/01/14

連休は映画館に

昨日から東京はえらく寒い。夜中に歩くと雪女に遭遇するのじゃないかと思うぐらい。

さてさて、この連休は昨日、今日と映画館へ。
昨日は、ラピュタ阿佐ヶ谷の野川由美子特集から「夜の牝 花と蝶」(1969・日活)
あらすじはコチラ

博徒一家の娘・雅枝(野川由美子)は、父の一周忌に組を解散して上京する。銀座でカメラマンの立石(杉良太郎)とふとしたことから知り合った雅枝は、やがて立石の姉・銀子がママを勤めるクラブ「銀」にホステスとして働くようになる。しかし、「銀」はホステスの忍(牧紀子)が乗っ取りを狙っていた。。。

森進一の歌をバックに描かれる銀座のクラブの人間模様。森進一本人も流しの歌手役で登場します。
こう書くとドロドロ系の話のように感じられるのだけど、野川由美子のはじけたキャラが物語に明るさを与えてます。終盤、「銀」の乗っ取りにからんで立石が窮地に陥るのかけれど、雅枝は乗っ取りグループ相手に立石と一緒に大立ち回り!(→博徒一家にいたころにかなり鍛えられた模様)ネオンものには珍しいパワフルな展開です。

野川由美子は、洋装も和装もかわいい!着ている着物すべてに蝶の模様が入っているところがポイントかな。あと、杉サマが現代劇の青年やってることにビックリした。ちょっと優柔不断なおにーさんでしたが。その彼女役が、太田雅子時代の梶芽衣子。それから青島幸男が、「銀」のお客さん役で登場。パーッと盛り上げてくれます。

本日は、シネカノン有楽町2丁目で「迷子の警察音楽隊」(2007・イスラエル/フランス)。
イトシアの中にできたこの映画館に行くのは初めてですが、コンパクトで装飾がおしゃれ。

イスラエルを訪問したアレキサンドリアの警察音楽隊が、行き先を間違えてバスに乗り、砂漠の中の寂れた街に行ってしまう。最終バスに乗りそびれた彼らは、その町で一晩過ごすことになる。。。

淡々と物語が進んでいくのが心地よい映画。その心地よさの間にくすっと笑っちゃう場面が入るのがまたいいのです。
若手団員で女の子に目がないカーレドが、地元の青年・パピのデートに無理やりついていって、パピに女の子へのアプローチ方法をレクチャーする場面がキュート。
この映画、カンヌでは「ひとめぼれ賞」を受賞したそうですが、ホントに愛すべき一本です。

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