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2008/05/31

「女の勲章」

神保町シアターに映画を観にいってきた。今やっている特集は「大映の女優たち」。京マチ子も山本富士子も若尾あややも藤村志保も安田道代も関根恵子もみんな勢ぞろいだ。しかし江波杏子主演のがないぞ!(・・・文芸作品特集なので、女賭博師じゃダメなのね。。。)

観てきたのは「女の勲章」(1961年・大映東京)。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
大場式子(京マチ子)は船場のいとはん育ちの洋裁教室の先生。3人の内弟子(若尾文子、叶順子、中村玉緒)と共に教室を洋裁学校にバージョンアップしたところから物語が始まる。その拡大計画に駆け回っているのが大学仏文科卒・メガネをかけたキザ男で口も達者な八代銀四郎(田宮二郎)。
銀四郎は友人の新聞記者(船越英二)に協力を頼んで式子をマスコミに売り出したり、洋裁学校の分校をどんどん開設したりとガンガンやります。そのうえ、式子に手を出し、さらに3人の内弟子まで我が物にして彼女たちをうまーく操ります。でもって女性陣4名も銀四郎に食われちゃうばかりじゃなく自分たちの願望をうまく果たしちゃうのでまあ、お互い様ですな。

京マチ子は、銀四郎が3人とも関係を持っていたことを知り、さらに銀四郎の恩師の大学教授(森雅之)と結婚寸前まで行くのに教授に情けない断られ方でふられてしまう件の女心の悲しさが身にしみました。しかし、銀四郎に仕事も体もひきずられていったり、旅先で教授と一気に仲を深めたり(→旅先の愛は5割引しないとイカン。)詰めが甘い、、、いとはんなのだなあ。

あと、3人の内弟子の中でいちばんしたたかなのは中村玉緒様であった。さすがカツシンの奥様である。ほわわーんとしたキャラながら、銀四郎とビジネスライクに1回だけ関係を持って、おいしいところをきちんともらっていきます。でもって、「うちが三番目(の銀四郎の女)だす」と式子に引導を渡しちゃうし。

しかしこの作品でいちばん大活躍は、田宮二郎でありましょう。4人の女を手玉にとって自分の野心を遂げようとする男。(しかし、じつは彼が最終的に何を手に入れたいのかがイマイチ分からなかった。。。)イヤーな奴なんだけど、軽妙な大阪弁とお調子者キャラが憎めない。でも、時々きらりと光る横目の彼のショットが出てくるところでやっぱりやな奴だと思い直すのでありました。そうやって観客も振り回してくれるのが面白い。
これが彼の出世役だったそうで、田宮二郎は山崎豊子作品に始まり、山崎豊子作品(「白い巨塔」)で終わったわけですね。

もう一つの見ものは女優陣のファッション。洋裁学校を舞台にしただけあって、場面ごとに変わる衣装を見ているだけでも楽しい。衣装スタッフにはデザイナーの中村乃武夫も加わってました。あ、そういえばモデル役で市田ひろみが出ていた!

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