博多に来た
博多に来ております。空港から外に出ると、まとわり着くような湿気が私を襲う!
それを払いのけながらよれよれと地下鉄に乗り、中洲川端で降りて本日の宿に向かう。雨が降ったりやんだりなので、長い傘を持ってきてよかった。
そして本日のメイン目的地、博多座へ。はい、今回は歌舞伎を観に参りました。ごひいきの梅玉さんが初役で「対面」の工藤をやるというのではるばるやってまいりました。
実は梅玉さん、四十数年前に当時の若手公演で大磯の虎をされているんですね。その後は兄十郎を長年演じ、次に曽我兄弟の家臣の鬼王を演じ、そして今回はついに座頭役の工藤。
やや硬いかな、、、という感も受けましたが、梅玉さんはいろいろな役を積み重ねていくうちに昔演じた役がじわじわとと良くなってくる方なので、この役を演じることで実事の役にもひとつ積み重ねができたのではないかと思います。また、この路線の別の役を演じることで、次回工藤を演じることがあればさらにふくらみが出てくるのではないかと。
坂田藤十郎さんの「娘道成寺」は道行きの藤色のお衣装がかわいかった!ご本人もかわいかった!つまでも若々しくて実にうらやましい!
「髪結い新三」は、新三の家の場面が一番好き。威勢のいいかつお売り(菊十郎さん、今回もちゃきちゃきと好演)、ホトトギスの鳴き声、植木の緑、下座の「さつまさ」の繰り返しが新緑の時期の気持ちよさを感じさせてくれるからです。それと大家さんと新三とのやり取りのユーモラスなところもイイ!それとこの幕、新三が買ったかつおが影の主役ですな。
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