花見
今年の桜のシーズンも、寒さもあって結局例年と同じぐらいになりましたな。
今日は朝起きて、まず早稲田大学の演劇博物館へゴー。
演博の中に入る前に、本部キャンパスの14号館前にある歌右衛門邸にあったウコン桜を見に行ってみたのだけど、こちらはまだ裂いてませんでした。ソメイヨシノより遅めの開花のようです。
演劇博物館では、おめあての展示が二つ。
「越路吹雪舞台衣装展」
昔、日本橋三越でも舞台衣装展をやったことがあるのだけど、それのコンパクト版といったところ。
コーちゃんの舞台衣装は、ほとんどがオートクチュールなのだ!ミュージックフェアで着ていた水色のふわっとした衣装がいいなあと思いました。
内藤法美との結婚式の招待状も展示してあったのだけど、会費制だったんですね。
「六世 中村歌右衛門展-新作と復活狂言」
これは毎年この時期に行われている展示。毎年テーマが変わります。
歌右衛門は古典の人というイメージがあるかもしれないけれど、特に昭和30年代は新作や復活狂言をガンガンやってるのです。それらの作品は今では歌舞伎のレパートリーになっているものも多く、勘三郎&玉三郎でよく上演する「鰯賣戀曳網」も三島由紀夫と歌右衛門のコラボで生まれました。
今回はそれらの作品群にちなむ展示になってまして、衣装、小道具、ポスター、パンフなどが並んでいます。
「切支丹道成寺」のユリの絵柄の衣装のモダンさに息を呑み、歌右衛門の自主公演「莟会」の演目を見て当時の彼の意欲に脱帽しました(東山千栄子との共演、という企画もありました)。「莟会」観てみたかった。産まれてないけど。
その後、増上寺で花見。ちょうど法然上人の御忌大会をやってまして、法要のご導師様の練行列を見学。この行列、先導の鳶の木やり、中盤のご詠歌、お迎えする山門で双盤念仏、本堂で雅楽といろいろな音楽がまじりあっていたのが面白かった。
本堂裏の徳川家霊廟も公開していたので、綱豊卿(家宣)のお墓に参拝してきました。お喜世の方も同じ敷地に埋葬されています。
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コメント
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うこん桜、咲くのが遅いんですよね。この2,3年あの近所を掘っくり返し続けていたので、びっくりしてなかなか咲かないということもあるんでしょうが…
増上寺も混んでいたでしょうか。今日ぐらいが見頃だったのではないでしょうか。
投稿: stera | 2009/04/06 22:27
>steraさま
演博に成駒屋の展示を観に毎年この時期行っているのですが、なかなか咲いたところに出くわせないんですよ。あー、やっぱり遅めなんですね。
増上寺も混んでました。徳川家の墓地も、篤姫さまの効果か結構見学者がいました。
投稿: なべら | 2009/04/07 21:15