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2009/04/08

奈良から来たあのお方

奈良から来たあのお方
上野の国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」に行ってきました。
昨日今日明日と、夜間に阿修羅ファンクラブ会員限定の観賞タイムが設けられていて、それに合わせて行ってみました。

阿修羅像は、高校生のときに始めて奈良に行ったときに一目ぼれした仏像です。あの憂いに満ちた表情が、思春期のハートを直撃したのでありました。それ以来、約20年ぶりの再会となります。
それと、鳥の顔がなんとなくユーモラスな迦楼羅像も一緒に上京してくるので数ヶ月前から楽しみにしていたのでありました。

前半は、中金堂の発掘で見つかった遺物の数々。
次に、光明皇后の母の橘三千代の念持物とされる釈迦三尊像。(こちらは法隆寺から参加)
その次の大広間に、八部衆と十大弟子がずらりと並んでいます。しかも、ガラスのおおいもなくて生で観られます!それらの像は、圧迫感がなくほんわかと並んでいる感じです。それは恐らく、それらの高さが150cmぐらいと小ぶりだからなのではないかと思います。

十大弟子は、一番手前の須菩提像の表情が穏やかで、一日の疲れを一気になくしてくれる感じがします。それぞれを良く眺めてみると、衣の模様が残っている。

八部衆は、表情が子どもそのものだったり、獅子や象の被り物をかぶっていたり、頭にとぐろを巻いた蛇が乗っかっていたり、やっぱりほのぼのさせてくれます。ゆるキャラのさきがけのような気もしました。
迦楼羅像はよく眺めると、鶏冠がついていたりしてニワトリ顔なのでした。いかめしそうな顔つきをしていても何だか親しみの持てる表情です。実は、阿修羅よりも迦楼羅のほうが好きかも。。。思わず売店で、迦楼羅像ストラップを買ってしまった。

その後、回廊を通って阿修羅像とご対面です。先日の日光月光菩薩のときと同じで、スロープを降りると広場になっていて、その中心に阿修羅がいます。スロープの上から、そして広場に下りて間近に眺めることができます。
いやあ、阿修羅はスタイルいいです、八頭身。ほっそりしているし。
いろいろな角度から眺めてみましたが、右ナナメ45度からの表情が好きです。

第二展示室は、再建される中金堂に設置される仏像が展示されています。
四天王の躍動感がすばらしい!踏まれた邪鬼が、本当に叫び声をあげそうでした。

そういえば売店で、みうらじゅんとアルフィーの高見沢さんが合作で作った阿修羅ファンクラブの公式ソング「愛の偶像(ラブ・アイドル)」が流れておりました。CDも会場限定で販売中だそうです。

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コメント

タイトルから「せんとくん」がやってきたのかと思ってしまったわたしをお許しください。

阿修羅ファンクラブってすごいですね

naveraさんブログはゆったりペースで、
かつ教養があってすきです。

>エコさん
あ、せんとくんグッズも展覧会の売店で販売されてました!そういえば、先週末にせんとくんの着ぐるみも上京してましたな。

阿修羅ファンクラブ、結構な人数いるみたいですよ。というか、阿修羅ファンクラブバージョンの前売券をかうと誰でも入れるんですよ。結構昨日は若い女性も来てました。

私のブログは、見聞きしたものの備忘録的に書いてるんです。なので、更新の頻度が少ないのであります。

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