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2009/04/04

「元禄忠臣蔵」夜の部

4月になっちゃいましたが、先月の歌舞伎の感想。「元禄忠臣蔵」夜の部です。都合により、「大石最後の一日」は欠席。

「南部坂雪の別れ」
團十郎の大石、芝翫の瑶泉院、我當の羽倉斎宮。

黙阿弥の南部坂だと、吉良の女スパイが腰元で入り込んでたり、瑶泉院様が浅野殿の位牌で大石をばしばし叩いたりしていかにもお芝居という感じなのだけど、こちらはそんなこともなく静かに進みます。
瑶泉院様がカマをかけても口を割らない内蔵助。その沈黙が、ラストシーンの雪の別れをさらに盛り上げますな。

幕開きのすす払いの場面で、内匠頭の屋敷に勤めていた腰元たちが大石を目撃して「討ち入りかしら!」とちょっとさわいでたしなめられる部分、いいです。「元禄忠臣蔵」で、こういう風に脇役が生き生きと描かれているのが好き。
それと、我當のいかにも血気盛んなところも好きだ。(結構我當好きであります)

「仙石屋敷」
仁左衛門の大石、梅玉の仙石伯耆守。

討ち入りの翌朝から始まるわけですが、梅蔵・梅丸のコンビのやり取りがいかにも朝の会話らしくて良かった。で、梅玉が出てくるときも、朝早くから槍の稽古を元気にやってそうな雰囲気が漂っていました。

先発隊と仙石屋敷の皆さんとのしばしのやり取りの後が、四十七士と仙石さんの討ち入り問答となります。このやり取りも、堀部安兵衛を見て取り調べの人々が「おお、高田馬場の!」と反応したり、吉良殿を討つ話をするときの武林唯七のリアクションなど、なかなか面白いです。
で、終盤の内蔵助の討ち入りに関しての考えを述べる部分がやっぱりこの芝居のキモだ。ここの辺まで内蔵助はあまり話さないのだけど、徒党を組むことへの見解は、うーむなるほどと思いました。ここでも「初一念」というキーワードが底辺に流れています。

・・・このほか、通し狂言で観てみて感じたのがこの作品って少年少女のキャラが結構活躍しますね。大石主税、井関紋左衛門、「南部坂」の討ち入りを願う腰元の少女たち、「仙石屋敷」で浪士の武運にあやかりたいと忠左衛門から黒米を分けてもらう伴くん、大石から「初一念」のコメントをもらう細川内記。あ、お喜世の方もまだ18歳という設定だ。
真山青果は、彼らに何かを託したかったのだろうか?

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