6月の歌舞伎座夜の部
歌舞伎座夜の部、行ってきました。
今月の夜の部は時間が長い。久しぶりにハードな芝居見物でした。踊り→世話物2本という組み合わせなんだけど、最後の「髪結新三」が2時間なのでエネルギー切れ起こしてしまった。で、初舞台の演目のあとに主人公が死ぬ狂言2本っていうのもどうかと。演目のチョイスは考えてほしいなあ。
夜の部のポイントは、なんといっても初舞台の金太郎少年に尽きますな。
4歳にしてすでに獅子の毛振りのこつをつかんで回しているのだ!ビックリしたぞ!
口上でも、おじさんたちから「染五郎から金太郎ファンに乗り換えます」とか、「金太郎さんの妹の役がやりたい、相手役がやりたい」とラブコールが一杯でした。
実は私の歌舞伎に関する一番古い記憶が、白鸚・幸四郎・染五郎の三代襲名をNHK特集でやったのを観たことでして、そんなわけで染ちゃんの子どもの初舞台も観る事ができて時間の流れを感じました。
「幡随長兵衛」は、湯殿の立ち回りが好きです。長兵衛親分、強い強い。
仁左衛門の水野は、いかにも旗本奴という感じのやさぐれた雰囲気が良かった。
「髪結新三」は、このじめじめした時期に「さつまさ」の唄とカツオ売りの呼び声を聞くだけで気分がすっとする。話自体は好きじゃないんだけど、長屋の場面のこの部分だけは好きなのだ。
« 振り込め詐欺は許さん | トップページ | 『ワイルド・フラワーズ』、『奇談 キダン』上映会のお知らせ »
「カブキノハナシ」カテゴリの記事
- 国立劇場 初日(2011.01.13)
- 新橋演舞場昼の部と初売り風景(2011.01.02)
- 新宿エイサーまつり(2010.07.31)
- 演舞場の助六(2010.05.14)
- 歌舞伎座の閉場式(2010.05.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント