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2009/06/27

『奄美の踊りとしま唄』

国立劇場で『奄美の踊りとしま唄』の公演を観てきました。

前半は、加計呂麻島の諸鈍シバヤの全演目を上演。
出演者が拍子木、鉦、ほら貝などの音とともに行列になって登場するガクヤ入りは鳥屋から登場していい感じ。
演目は踊り、寸劇から人形劇までとえらくバラエティーに富んでいる。しかも使われている歌は、裏声を使った奄美なものから本土系のものまで混ざっていて面白い。メインボーカルのおじさんの唄がとてもうまかった!

一番面白かったのは、「シシキリ」。美女(といっても、頭から頬かむりした男性が演じている)をシシが襲おうとするときに狩人が現われ、シシをしとめるという単純な内容なのだけど、シシの動きの獣らしさ、狩人がシシをしとめるときのリアルなシシの断末魔、村人がシシの手足を持って帰っていく様子などがユーモラスでした。

演目のほとんどが紙製の面をつけた人が演じていたり、「三番叟」の訛りと思われる「さんばと」という演目があったり、平家の落人伝説が絡んでいたりと、諸鈍シバヤを彩るアイテムのひとつひとつのルーツをたどっていくだけでも世界が広がっていきそうな感じがしました。一度、現地で観てみたい。そういえば、10年前に一度加計呂麻島に行ったなあ。

後半は奄美群島の唄を与論島から沖永良部、徳之島、奄美大島、喜界島と北上しながら唄っていく趣向。奄美大島はヒギャ節とカサン節の両方登場しました。
沖永良部の川畑先民さんのマイルドな歌声、徳之島の泉サダ子さんのしみじみとした夜の情景が思い浮かぶような「みち節」、喜界の川畑さおりさんの強弱の聴いた歌声が特に印象的でした。あと、義永秀親さんの「朝花」の野趣あふれる唄い方は、昔の唄はこんな感じだったのかな?と思わせてくれました。
ひとり一曲だったので、機会があったら皆さんのほかの唄も聴いてみたい。

あと、音階や撥が沖永良部までは沖縄系、徳之島以北は奄美系とくっきり分かれるのがなんとも不思議でした。

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