御名残四月大歌舞伎 第一部
歌舞伎座、行ってきました。
「御名残木挽闇爭」
自分と同世代の役者がずらっと並んだ舞台であったわけですが、3年後の歌舞伎座で彼らとどんな風に再会できるのかと考えをめぐらしながら観ていた。
ちなみに昭和63年の演劇界増刊「アイラブ歌舞伎」に榎そのさんの「21世紀、歌舞伎は?」という記事が載ってました。役者のコメントと榎さんのイラストで構成されているんですが、その中に「西暦2000年!21世紀の対面」というイラストが載ってます。そこでは五郎が左近、十郎が新之助、丑之助が虎、染五郎が舞鶴になってました。あの当時の彼らの持ち味から想像すると確かにこうなったかも。
ほかに亀治郎のひ孫が宇宙で宙乗り!したり、歌右衛門と先々代松緑が「百歳まであと少し」と言ってるイラストがあったりして今読んでもなかなか楽しい。
ちなみに実現したのが「テント小屋で歌舞伎」!
「熊谷陣屋」
「無常」という言葉の意味が伝わってくる名舞台。こんなに集中して義太夫モノを観たのは久しぶりだ。
梅玉丈、ポーカーフェイスなようで実は情の厚さが伝わってきた。「じいよ堅固であったか、満足満足」の件は義経が少年時代に立ち返ったような喜び方でよかった。
そういえば、梅玉丈のファンになって2作品目に観た作品も「熊谷陣屋」だったなあ。
「連獅子」
中村屋の踊りのパワーと、勘太郎七之助の若いパワーが見事に合わさっていたと思う。
勘三郎の、「三瀬川」のくだりだったかで水面をすべるような足さばきが鮮やかでした。
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